近江牛・近江米

近江牛へのこだわり

近江牛とは

日本一の湖「びわ湖」のある豊かな自然に囲まれた牧場で徹底した個体管理を行い、大切に育てられた「近江牛」。
近江牛は「肉質のキメが細かい」「融点が低い上質の脂を持つ」という特徴があります。
日本三大和牛として全国に知られており、名実ともに最高品質の黒毛和牛なのです。

近江牛の歴史

江戸時代の鎖国時は食肉が禁止されていましたが、近江牛は養生薬の名目で「反本丸」とし売り出されました。
そして、味噌漬・干肉・生肉となって当時の著名人の間に広く出回っていき、彦根藩から将軍家や徳川御三家への献上品としても使われました。
当時の彦根藩井伊家は、譜代筆頭の大名で将軍の側近にあり、幕府に牛皮を毎年献上するのが恒例で、「江戸時代、公式に牛のと殺が認められた唯一の藩」でした。これは、最古の屠牛の歴史と言われています。
明治になり、西洋文化の影響で牛肉食が始まると、近江商人の活躍により、近江牛はブランド牛として全国に知れ渡りました。

近江牛の育成

優秀な血統を誇る但馬産の雌の子牛を、滋賀の豊かな自然により育成され続けてきました。
育成はおもに蒲生、神崎、愛知の三郡でおこなわれており、これら一帯は鈴鹿山脈を源流とする愛知川、日野川、野洲川の三つの河川にはさまれ、江州米産地の中心地であるとともに昔から麦などの裏作利用が盛んです。
米や麦の豊富な飼料と、牛の筋肉を発達させるのによい深い水田などの好条件がそろっていたために良質の肉牛へと成長しました。ストレスの少ない気候にも恵まれたためともいわれています。

近江米へのこだわり

近江吉田屋のお米

私たちが生産するお米は、近畿の水がめと呼ばれる琵琶湖を抱える滋賀県が提唱する、水質保全・環境に配慮した(農薬を限りなく少なくする)お米です。近江吉田屋は自家消費のことを考え、収穫量は減っても農薬は限りなく少なくし、田植え後の除草剤1回散布のみにしています。
収穫時期が近づくと、病害虫に悩まされるのが常であるが、稲を健康に育てることで病害虫による被害を受けないようにすること、田んぼの畦草をこまめに刈ることを励行しています。稲作りは子育てと同じようなもの。イネと対話出来るようになりたいと思っています。